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 当院は、あらゆる条件下で、より低被ばくで、より速い検査で高画質な画像を、そして患者様への更なる思いやりをコンセプトとしたマルチスライスCT装置を2007年5月に新規導入しました。

◇ CT (Computed Tomography : コンピュータ断層撮影

 X線を使用して、身体の内部を輪切りにして画像を得る検査です。CT撮像の高速化、画質向上に伴い全身のあらゆる臓器が検査できるようになり、脳血管や大動脈、下肢(足)の血管、骨などの三次元表示が可能です。病気についても腫瘍はもちろん、出血、梗塞、外傷、結石、骨折などほとんどの疾患の診断に有用な情報を得ることができます。また、造影剤(注1)を使用することにより、明瞭に病変などを描出することが可能です。


GE横河メディカル社製

 

当院に導入されたマルチスライスCT装置の特徴

HiLight Dual Array Detector を搭載したGE横河メディカル社製のMDCT(Multi Detector CT) です。

 

Dual Array Detector CTは、従来のMulti CTではできなかった『低被ばくで安定した高画質』が可能です。

 

◆患者様の体格・年齢・性別・部位による画質のバラツキをなくすため1スキャンごとに最適条件を自動設定。それにより、従来の検査に比べ平均40%も被ばく量を削減できるので、患者様やご家族も安心して検査に臨めます。

 

◆検出器をDual にすることにより、短時間かつ負担の少ない検査で患者様をサポートします。

 

◆脳底部アーチファクトの除去

頭部検査領域でアーチファクトの出やすい脳底部において、低線量2mmスライスで画像データを収集するため、アーチファクトの少ない高画質画像を取得できます。

 
【前CT頭部画像】    【新CT頭部画像】
 

アーチファクトartifacts:偽像)とは...

画像上に現れる本来解剖学的または臨床上に存在しない障害陰影を指し、線状やスジ状陰影が多い。骨付近の濃度の低いところに幅広い線状のアーチファクトが現れる。

 

 

◆3次元画像(3DCT)は瞬時に表示でき、多彩な組み合わせによりいろい ろな画像を作成できます。

〜より充実したインフォームドコンセントのために〜

 
【脳血管】 【大腸】     【腰椎】
 
【肺】 【肺】      【肺】
  
 

◆管腔内の情報や臓器内部の情報をバーチャル的に3次元表示します。内視鏡 が入れない臓器や患者負担軽減に威力を発揮します。

 
【大腸】
 
 

◆腹腔内脂肪(メタボリックシンドローム)の測定

測定方法

へその部分を中心に5スライス撮影するだけで検査は終了です。測定画像をコンピュータ処理して測定します。

メタボリックシンドロームの診断基準は「臍部のCT横断画像にて腹腔内脂肪量が10000mu以上」です。

 
【測定結果グラフ】
 

本測定をご希望の方は、担当医にお申し付け下さい。

 
 
(参考文献)
メタボリックシンドローム診断基準検討委員会「メタボリックシンドロームの定義と診断基準」日本内科学会雑誌、944):794-8092005


〜CTの歴史〜
イギリスで開発され、1975年に初めて日本へ輸入された。
1979年、ゴッドフリー・ハウンズフィールドとアラン・コーマックは、コンピューターを用いたX線断層撮影技術の開発により、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。

  • ゴッドフリー・ハウンズフィールド(Godfrey Newbold Hounsfield、1919年8月28日〜2004年8月12日):イギリスの電子技術者

  • アラン・コーマック(Allan MacLeod Cormack、1924年2月23日〜1998年5月7日):南アフリカ共和国生まれ、アメリカ合衆国の生物学者



(注1)造影検査前後の注意事項

≪検査前≫

  • 食事は検査前の一食(午前の検査であれば朝食、午後の検査であれば昼食)を抜いてください。

  • 水分(お茶、水、スポーツドリンク等)は検査1時間前までにご自由におとりください。尚、牛乳などの乳製品はお控えください。

  • 内服薬はいつも通りお飲みください。

  • 食事制限や水分制限を受けている方、血糖降下剤を服用している方あるいはその他の検査のために特別な食事、水分摂取や服薬について指示を受けた方は、担当医にご相談ください。

≪検査後≫

  • 検査で使用した「造影剤」は尿中に排泄されますので、検査後はいつもより多めに水分をおとりください。尚、水分制限を指導されている方は、担当医にご相談ください。

  • 検査後の食事は普通におとりください。
     

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よくあるご質問

Q1,検査方法と検査時間はどのくらいですか?

 A,寝台(ベッド)に寝て頂いて、大きな丸の中に入りながら撮影をしていきます。検査する
   場所や内容によって、息を数秒止めたり、造影剤を使用したりします。検査時間は、
   検査する場所や内容によって異なりますが、5〜10分程度です。
 

Q2,造影剤とは何ですか?

 A,造影剤は、ヨードを含んだ液体状のお薬で、病変や血管の状態などを明瞭に描画できる
   ため、診断の際に役立ちます。通常は、腕の血管(静脈)から注入して検査を行います。
   極めて稀に副作用が起こることもありますが、ほとんどは一時的な吐き気、かゆみ、じん
   ま疹などの軽い症状で、心配するほどのことではありません。検査にあたる医師、および
   スタッフは万全の準備を整えておりますのでご安心ください。
 

Q3,なぜ検査前に食事をしてはいけないのですか?

 A,Q2で述べたように造影剤を使用し、吐き気などの副作用が稀に起きた場合、嘔吐によ
   る誤飲や窒息などを防ぐためです。(注1をご参照ください)

 


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