放射線科 被ばくについて

 
放射線科TOPに戻る    

◇ 被ばくについて

 各種X線検査やCT検査は放射線を利用して、日々撮影をしています。 そこでみなさんが気になっているのが被ばくに関してだと思います。 ここでは、レントゲンを撮りすぎたら人体に何らかの影響を及ぼしてしまうのか? というような被ばくに関しての様々な疑問についてQ&A方式で解説していきます。

 

Q1,放射線と放射能の違いはなんですか?

 A,放射線を放出する能力を放射能といい、この能力を持つものを放射線物質といいます。
   この放射性物質から、放射されたものが放射線です。 これを電球に例えると、電球は
   光を放出するので、電球には放射能があるといい、光が放射線、電球自体が放射性
   物質となるのです。
 

Q2,普通に生活していて被ばくしているって本当ですか?

 A,実はしています。 私たちが1年間に浴びる大体の放射線の量は下記の通りです。
     大地から  0.46msv

     宇宙から  0.38msv
     その他    1.5msv     合計 約 2.4msvの被ばくがあります。
                            (msv
(ミリシーベルト):放射線の量の単位)
  

Q3,それでは放射線検査においての放射線の量はどのくらいですか?

 A,大体の数値は次の通りです。
     胸部撮影  0.1msv
     胃透視    15msv
     CT検査    20msv以下
      (上記の検査において、もちろん照射部以外は直接被ばくしないと考えられます。)
 

Q4,撮影した時のX線は体の中に蓄積されてしまうのですか?撮影室の中にも残っていま
   すか?

 A,撮影の時に使用するX線は透過性なので体の中に蓄積されることはありません。
   撮影室の中にも残ることはありません。  
 

Q5,人体が白血病やガンになると一般的に言われている量はどのくらいですか?

 A,一般に白血病やガンになる可能性が生じる放射線の量は、一度に200msvを浴びた
   場合であり、この放射線の量以下では人体にガンが発生したと言う確証はありません。
  

Q6,妊婦の胎児に対する影響はありますか?

 A,胎児の器官形成期に発生異常を生じさせる放射線の量は100msv以上であると言われ
   ています。女性が1回の胸部の撮影で受ける生殖腺の放射線の量は検出線量以下(限
   りなく0に近い)です。 1回のお腹の撮影でも2msvであり非常に少ない放射線の量です。
   よって胎児に影響する危険性は少ないと考えられます。 ただ妊娠中や妊娠の可能性の
   ある場合は緊急を要す検査以外は避けた方が良いと思われます。検査を受ける前に担
   当医に相談してください。
 

Q7,病室でのポータブル撮影の時に隣にいる人はどのくらい離れればいいのですか?

 A,退室可能であれば出来るだけ退室してもらいます。 退室できないのであれば、撮影機
   器から2m離れていれば仮に被ばくしても問題ないと思われます。それは X線の特性が
   撮影機器からの距離が倍になると放射線の量が1/4に減弱するからです。胸部撮影の
   場合は撮影機器から1m離れた位置では0.001msvで、2m離れた位置では0.00025msv
   です。またお腹の撮影の場合は2mの位置で0.0005msvです。  

 


 ▲ページの先頭へ

Copylight(C)2007.GOI HOSPITAL FUYOUKAI All rights reserved.